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  • マニアックだけど欲しい!マニアが思わず買いたくなるPDAや小型ノートパソコン

普通にノートパソコンを購入しようとした時に、ある程度の大きさと入力しやすいキーボード、高性能CPUや長時間の利用が可能なバッテリーを搭載しているモデルを探しますよね。

でも開発メーカーは需要があるノートパソコンだけではなく、誰が購入するのかわからないような小型のノートパソコンを発売することがあります。

富士通や東芝など有名なパソコンメーカーが小型ノートパソコンを発売すると、あっという間に完売してしまうほど高い人気を誇っていた時代もありました。それでも万人が欲しがるノートパソコンではないため、発売するメーカーも少なくなっていき、その姿を消す結果となってしまったのです。

もう二度とその姿を見ることがないと諦めていた人たちに衝撃を与え、国内でも正規代理店が立ち上がり話題になった機種があります。

 

7インチの超小型PCがモバイラーを熱くする

昔から、小型ノートパソコンやPDAなどの情報端末を持ち歩く人たちのことを「モバイラー」と呼んでいました。このモバイラーたちを熱くする小型ノートパソコンが、ここ近年で改めて発売されるようになったのです。

 

GPD Pocket

小型ノートパソコンを復活させたシンセン・ジーピーディ・テクノロジー社が開発したGPD Pocketは、多くのモバイラーの関心を集めるモデルとなりました。GPD Pocketの幅は180mm、2018年に発売されたiPhone XS Maxの高さは157.5mmです。iPhone XS Maxとは23mm程度の違いしかありません。

 

この小さな筐体でも、デスクトップパソコンやノートパソコンと同じWindows10が搭載されています。

CPUはそれほど高い性能ではありませんが、OSやオフィスアプリケーションを動作させる上では十分なインテル製のATOM CPUを搭載、メモリも8GB、内蔵されているストレージ容量も128GBと十分な容量を搭載しています。

しかもUSB3.0やUSB Type-Cなど、小型ノートパソコンとしては十分すぎるスペックといえるでしょう。しかも重量が481gと、10.5インチiPad Pro(Wi-Fi+Cellular)の重さ(471g)とあまり変わりがありません。これなら毎日持ち歩いて、仕事をしたり調べ物をしたりするのに使えるパソコンとなるでしょう。

 

ONE-NETBOOK OneMix

GPD Pocketと同じサイズの小型ノートパソコンに、2in1機能を搭載したモデルが2018年5月に突如登場しました。それがONE-NETBOOK OneMixです。

 

デザインがGPD Pocketと酷似していますが、使いやすさをさらに追求したモデルに仕上がっています。

例えば最近のノートパソコンには当たり前のように搭載されているLEDライト付きキーボードや、2in1のタブレットとして利用する際に、手書きがしやすいようにSurfaceのようなタッチペンまで付属されています。

気になる性能については、GPD Pocketに搭載されたCPUより少しだけスペックダウンさせたモデルを採用していますが、メモリ8GB、内蔵ストレージも128GBと十分な容量となっています。

持ち歩きを考えた際に気になる重さも、GPD Pocketは481gでしたがOneMixは本体が515g、ペンが23gと、それほど変わらない重量となっています。普通のノートパソコンと比べても軽いので、持ち運びで「疲れる」といったことはないでしょう。

しかもタブレットのように簡易版のアプリケーションではなく、パソコンで普段から利用しているアプリケーションが利用できるし、快適な入力はできないかもしれませんがハードウェアキーボードが搭載されているので、ソフトウェアキーボードより誤字脱字で困ることはないでしょう。

しかもMicroSDカードスロットやUSB Type-Cが利用できるUSBポートなど、十分なインターフェースも用意されているので、仕事にもプライベートで利用する分にも十分なポテンシャルを持つノートパソコンといえますね。

今まで小型ノートパソコンには興味がなかった人でも、一度その目で大きさを確かめてみて、打鍵感を味わってしまうともう病みつきになってしまい、iPadやAndroidタブレットでは物足りなくなってしまうことでしょう。
このような部分で、持ち運びを考えている人からは不動の人気を勝ち取っているのかもしれませんね。

 

時代の先を行き過ぎていた小型ノートパソコンたち

ここで昔に発売された小型ノートパソコンたちを見てみたいと思います。本当にちょっとだけ登場する時代が早すぎてしまったがために、「中途半端」とか「性能が低い」といわれてしまった名機たちが、今のスペックで登場したとしたら、今回紹介したような小型でとんがったノートパソコンになっていたかもしれません。

 

東芝librettoシリーズ

 

1996年に東芝から発売された超小型のノートパソコンがlibretto20でした。どのくらいの大きさだったかというと、今はもう使われなくなってしまったVHSビデオテープですが、このサイズとほとんど同じだったのです。

Libretto 20

 

しかも東芝が製造していたHDDも、8.45mmと通常の9.5mmより薄い2.5インチのHDDを搭載していました。CPU性能などはお世辞でも高い方とは言えませんでしたが、これほどまでに小型化されたノートパソコンは、業界全体に大きな衝撃を与えたことは間違いありません。

Libretto20は、当時主流だったWindows95を搭載したノートパソコンとしては世界一最小・最軽量のモデルだったのです。今では小型化されたノートパソコンを出さなくなってしまいましたが、いつでも小型化させたモデルを開発し発売する技術を持っているメーカーとして名を轟かせたのでした。

 

SONY VAIO U/Pシリーズ

 

今ではVAIOはSONYではなく、VAIO株式会社で製造・販売されているパソコンになってしまいましたが、以前はSONYが発売していたノートパソコンだったのです。

はじめの頃は普通のノートパソコンを発売していたのですが、他メーカーも持ち運びに特化したモデルを販売するようになったためか、VAIOからはUシリーズとPシリーズの小型ノートパソコンが登場し話題になりました。

 

VAIO P

 

VAIO Uは普通のノートパソコンをコンパクトにしたデザインで、両手で持つことを想定したポインティングデバイスを搭載するなど、立ったままでも使えるようなデザインになっていました。その後、発売されたVAIO Pシリーズは、非常に横長のディスプレイを搭載して「ジーンズの後ろのポケットに入るサイズ」を強調した写真を採用したカタログなどを出していました。

ただどちらもサイズのせいか、CPU性能を犠牲にしてしまっていたため、人気は高かったのですが十分な性能が出せず、やはりその姿を早々に消すこととなってしまったのです。

 

OQOシリーズ

今まで紹介してきたモデルの形状は、ノートパソコンのようにパネルを開くとキーボードがあるデザインのパソコンばかりでした。しかしこのOQOは違いました。液晶パネルを上側にスライドするとキーボードがでてくるという作りになっていたのです。のちにVAIOも似たような仕組みを採用した小型パソコンを発売しましたが、このデザインではノートパソコンとはいえないため、小型PCやウルトラモバイルPCなどと呼ばれていました。

 

OQO Model01

 

OQOもどちらかというともウルトラモバイルPCのカテゴリになるパソコンでした。

日本国内では代理店がなかったのかあまり流通されず、一部のマニアックなファンが海外から購入したという状況だったようです。初めて発売されたモデルには、今はなくなってしまったCrusoe(クルーソー)と呼ばれる超低電圧CPUが搭載されていました。

性能としてはあまり高くなかったのですが、当時CPUの低電圧化に躍起だったインテルをビビらせたCPUとして話題になった製品だったのです。

OQOはその後、2つの後継モデルを発売したのですが、やはり性能が十分でなかったのでしょう。またその後、発売されたiPhoneなどが注目を浴びてしまい、その幕を閉じることとなったのです。

このように小型ノートパソコンやウルトラモバイルPCは持ち運びのしやすさという観点から、いくつも登場してきましたが、その人気は長続きしませんでした。その理由は小型化させたことによる副作用があったからではないでしょうか。

 

副作用その①、本体の厚みが増す

どうしても必要な部品を詰め込まなくてはならないノートパソコンを、さらに小型化してしまえば厚さを犠牲にするしかありませんでした。今の時代であれば、部品の小型化や集積する技術が向上しているため、冒頭で紹介したGPD PocketやOneMixのような小型ノートパソコンが作れるようになったのでしょう。

厚みのあるパソコンは、持ち歩きに向いていません。そのことから後継モデルもなく、その姿を消していってしまうのかもしれません。

 

副作用その②、バッテリーでの駆動時間が短い

昔のパソコンでは、CPUや液晶パネル、HDDが省電力設計されておらず、多くの電力を消費してしまいます。長時間バッテリーで動作させるとなると、搭載されるバッテリー容量を増やすしかないのですが、小型化により搭載できるバッテリー容量も制限されてしまいます。

また重さが増える要因にもなるため、軽量で小型化されたノートパソコンは、どうしても稼働時間が短かったのです。

この副作用も今の技術なら、解決できるかもしれません。それを証明するかのようにGPD Pocketでは、12時間もの稼働時間を確保することができたのです。

 

それでも小型ノートパソコンが欲しい!

このような時代を経て登場したGPD PocketやOneMixは、小型ノートパソコンが好きなモバイラーにとっては、絶対欲しくなる逸品といえるでしょう。そしてこの2つのモデルに感化されて、ぜひ国内のパソコンメーカーからも、以前のように小型化されたノートパソコンを登場させてもらいたいものです。

ですが今やスマートフォンが主流の時代、パソコンすら利用せずにタブレットで済ませてしまう世代も登場しています。このような時代でも一部のコアなファンのため、まだまだ小型ノートパソコンを登場させてもらいたいものです。

実は紹介したGPD PocketやOne Mixには、すでに後継モデルが発売されています。搭載したCPUをスペックアップさせて、キーボードをさらに入力しやすい配置に変えたGPD Pocket2や、OneMixもCPUをスペックアップさせて登場しています。

このようにまだまだ小型ノートパソコンの需要はあるので、タブレットやiPhoneに負けないようなモデルを登場させてもらいたいものですね。

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