現在、格安SIM/MVNOの利用者の契約傾向は2極化が進んでいる状況です。

1つは、従来の格安SIMの方向性の本流とも言える「料金節約派」です。

毎月のモバイル通信コストをできるだけ圧縮・削減しよう…という意図で、契約プランも1~3GBクラスの小容量プランを選択する事が多く、通話やオプションサービスについてもシビアに吟味する傾向があります。

一方で、大手キャリアより安い料金で大容量を使いたいと考える「大容量低コスト派」も徐々にユーザー数が伸びており、MVNO各社も大容量プランの新設・増設の動きが活発化しています。

 

そこで今回は、「料金節約派」向きのプランとして、日本通信のSoftbank回線MVNO:b-mobileSから新たにリリースされた「b-mobileS990ジャストフィットSIM」の紹介をメインに、初の汎用Softbank回線MVNOとなった「b-mobileS」の詳細についてレポートしてみたいと思います。

 

国内初の汎用Softbank回線MVNOが誕生

現在700社に迫ろうかという格安SIM/MVNOですが、そのほとんどがドコモ回線を使用しています。

au回線を使用するMVNOは、実質サブブランドである「UQmobile」、今年からKDDIグループに加わった「BIGLOBEモバイル」をはじめ、独立系の「IIJmio」「mineo」なども含めても10社に足りません。

さらにSoftbank回線を使用するMVNOとなると、ほとんど見当たらない…というのが、2016年までの状況でした。

 

そんな中、当初はSoftbank側から拒否されながらも、様々な紆余曲折を経ながら長年の粘り強い交渉の末にやっとSoftbank回線を使用したMVNO-SIMが日本通信から発売されたのは2017年春の事でした。

このSIMは「b-mobileS」と名付けられ、2017年3月からデータ専用SIMが先行発売となりました。

 

実はこれまでにもSoftbank回線を使用したMVNOは存在しており、「飛騨高山ケーブルネットワーク」(ケーブルテレビ)が会員中心に提供している「HITスマホ」がありましたが、汎用(一般ユーザー向け)としては「b-mobileS」が国内初のSoftbank回線格安SIMとして発売されました(同時に日本通信の販売パートナーであるU-Nextから「U-mobileS」の名称でデータSIMが発売となりました)。

 

その後、同年8月には待望の音声SIMが追加となり、使ったデータ量に応じた料金が発生する「従量制」料金プランに、通話機能、5分かけ放題をセットした新プラン「スマホ電話SIM」がデビュー、さらに同年11月には、データ量1GBごとに500円加算という分かりやすい料金区分を採用し、ベーシックな通話付1GBプランで990円/月という非常にリーズナブルな新プラン「b-mobileS990ジャストフィットSIM」がリリースされました。

 

「b-mobileS」の特徴

この「b-mobileS」の最大の特徴は、SIMロックされたままのSoftbank版iPhoneでそのまま利用できる事で、国内の大手キャリアの中でiPhoneの取扱いが最も早かったSoftbank社なればこそ、ユーザーの手元で眠っている相当数のSIMロックiPhoneの復活利用が見込まれてのデビューとなりました。

 

日本通信としては、そうした旧端末の復活需要を数百万回線と見込んでいたようですが、実際にはサービスイン後半年間で数万件の契約数に留まっており、いま一つ人気に火が付かない状況で推移している現状なのは惜しい処ですが、穿った見方をすれば、ユーザー数が少ないことがプラスに作用して、現在の「b-mobileS」の通信速度はかなりの高速を維持しています。

 

SIMロックiPhoneで使える

「SIMロック」は、大手キャリアが自社契約者を他社に逃さないために、自社で販売したスマホ端末に、他社の回線では利用できない設定を施すことで、大手キャリアのユーザー囲い込みのための手法として根付いてきました。

しかし、ユーザサイドからすれば、手持ちの端末を他社に持込んで使用できないことで、非常に使い勝手が悪く、通信会社の自由な乗換えの妨げとなっていました。

こうした状況を改善すべく総務省の肝いりでルールが変更・統一され、2015年5月以降に発売となるスマホに関しては、ユーザーの要望があれば「SIMロック解除」に応じなければならなくなりました。

これにより、iPhoneで言えばiPhone6s/6sPlus以降は、SIMロックを解除し他社回線でも使用する事ができるようになりましたが、しかし一方で、2015年4月以前発売の端末、iPhoneで言えばiPhone6/6Plusまでの端末ではSIMロック解除のチャンスが完全に断たれてしまう結果となってしまいました。

 

「b-mobileS」はこうした状況を打破すべく、Softbankとの交渉の末にSIMロック解除できないiPhoneでもそのまま利用できるSIMとして発売されました。前述の通り、契約数的には日本通信の目論見よりかなり少ないものの、汎用Softbank回線MVNO事業や、Softbank版iPhoneの再利用に道筋を付けたという点では、非常に大きな役割を果たしたSIMと言えます。

 

「b-mobileS」の通信速度

「b-mobileS」は、速度計測サイトでもあまり取り上げられることが少ないのですが、数少ない計測結果などを見ても、混雑時間帯を含めた全ての時間帯で非常に良好な通信速度が計測されています。

 

以下は、日本通信の販売パートナーであるU-Nextから発売されている「U-mobileS」の速度計測値です。

「U-mobileS」は日本通信から提供される「b-mobileS」をU-Nextブランドで販売される名称違いの兄弟SIMで、実質的に、その通信速度等は同等とされています。

こちらは、1日の中でも最も通信が集中し速度低下が起こりやすいの時間帯を狙って計測した実効速度です。

いずれのケースでも下り40Mbps超を記録し、非常に高速な通信速度を常に維持している事がわかります。

 

実はこのように、混雑時簡を狙った速度計測で破綻を見せず、安定した高速通信を提供してくれるSIMはあまり多くありません。サブブランドを除けば、ほとんどのSIMが混雑時間帯には速度低下を起こし、最低限の実用速度と言われる1Mbpsをも割込んでしまう事も珍しくありませんが、「U-mobileS」の計測値から想像するに、「b-mobileS」は速度低下の懸念なく快適に利用する事ができそうだと予想しました。

 

さらに乗換えを検討するに際しては、「b-mobileS」の通信速度は将来的にも低下する懸念はないのか…という心配もあります。

他社の事例を見ると、人気の独立系MVNO「IIJmio」や「mineo」でも混雑時間帯の通信速度低下には苦戦していますし、昨年2016年9月にサービスインし、当初は快適な高速通信を維持していた「LINEモバイル」が半年を経て急激に速度低下を起こした事を勘案すれば、ユーザー数増加に伴う速度低下は致し方のない事…というのが一般的な認識です。

 

しかし一方で、日本通信福田社長は「b-mobileS990ジャストフィットSIM」リリース時にこう述べています。

「今回の新しいサービスは、音声SIMで月額990円という思いきった料金をご提示しながら1GBあたり500円を頂戴することで、お客さまが増えても常に快適で安定したサービス品質を維持できるように設計いたしました」(日本通信のWEBより引用)

 

これは、ユーザー増加に伴う速度低下は織り込み済みで、他社より若干割高な料金設定にする事で得られる資金を、速度低下を起こさないための回線増強を使います…と言う意味と理解できます。

日本通信が当初見込んでいたよりも少ない契約数で推移している事もあって非常に快適な通信速度を維持している現状がある上に、福田社長の言う「常に快適で安定したサービス品質を維持できる」ような設計が目論見通りに実現されれば、「b-mobileS」は、こと通信速度に関しては心配不要のSIM…という期待が持てそうです。

 

サブブランドを意識した料金設定とアドバンテージ

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」の特徴の1つは小容量での料金の安さです。

以下は「b-mobileS990ジャストフィットSIM」と、同じく従量料金制を採用する「exciteモバイル」、業界最安値を謳う「DMMモバイル(固定制)」、サブブランド「Y!mobile」の使用データ量ごとの通話SIMの料金です。

  b-mobileS exciteモバイル DMMモバイル Y!mobile※
課金 従量制 従量制 固定制 固定制
500MB 1,330円
1GB 990円 1,360円 1,260円
2GB 1,490円 1,470円 1,380円 2,480円
3GB 1,990円 1,580円 1,500円
4GB 2,490円 1,850円
5GB 2,990円 2,150円 1,910円
6GB 3,490円 2,300円 3,480円
7GB 3,990円 2,600円 2,560円
8GB 4,490円 2,820円 2,680円
9GB 4,990円 2,900円
10GB 5,490円 3,080円 2,890円
11GB 5,840円  
12GB 6,190円  
13GB 6,540円  
14GB 6,890円   5,480円
15GB 7,240円   3,980円

(金額は全て税別)

※Y!mobileの料金は1年目/2年目の料金を平均した額です。「10分かけ放題」を含みます。

 

この表を見れば一目瞭然ですが、容量1GB+通話SIMの料金では「b-mobileS」の月額990円はダントツに安い料金設定になっています。

従来の1GBクラスの通話SIMの料金相場は1,200~1,400円程でしたので、「b-mobileS」の1GB料金は頭一つ抜け出した業界最安値と言える水準です

ただ、「b-mobileS」はデータ容量が増えると割高になる傾向があり、MVNOとの比較では2GBまでは勝負になりますが3GB以降は割高感を感じてしまいます。

 

一方、サブブランドとの比較では、「Y!mobile」Mプランの月額:平均3,480円に対して、「b-mobileS」6GBの料金は3,490円と、拮抗した料金設定となっており、中容量での「b-mobileS」の料金設定は、実はサブブランドを意識した料金設定である事が分かります

 

この表で見ると「なんだ、3GB超だと他のMVNOの方が断然安いじゃないか」と思いがちですが、一概にそうとも言い切れない状況もあります。

実は、昨今サブブランド人気の大きな理由の1つに、常に高速で快適な通信速度や通信安定性があります。

大手キャリアユーザーへの某アンケート調査では、「MVNOに乗り換えない理由」のTOP3に「MVNOの通信速度(が遅い事)への不安」をあげるほうがが入っており、そうした通信速度に不安も持つユーザーを取り込んでいるのがサブブランドだ…という現実があります。

 

当初、MVNOのメリットは「安さ」一辺倒でしたが、現在は、安いのは当たり前の前提条件で、その上でMVNO各社の特徴が明確に出たSIMやプランが選ばれる傾向に移行しつつあり、月額料金が数百円安いからと言って、肝心の通信が遅くてイライラするのでは意味がないと考えるユーザーは多くなっているのです。

 

表内の事例に登場する「exciteモバイル」も「DMMモバイル」も混雑時間帯の通信速度には苦戦しており、昼12時台には実用最低ラインである1Mbpsをも割り込む事が少なくありません。

 

そうした観点で見れば、「b-mobileS」の通信速度がサブブランドに対抗し得る高速ぶりを維持している事から、多少の料金差があっても高速通信・安定性等の性能の良さを選ぶという、MVNO<サブブランドと同じ構図が見えてきくるように思います。

 

 

また別の観点で表を見てみると、通信速度・安定性でMVNOを圧倒するサブブランドですが、全てのユーザーに受け入れられているのか…と言えば、通信速度とは異なる面で、サブブランドを敬遠するユーザーも少なくありません。

 

それは「2年縛り」です。

サブブランドでは、かけ放題や端末購入時の割引などの付加サービスは大きな魅力である一方、それと引き換えに、大手キャリア同様の2年契約~自動更新を受け入れなければなりません。

端末の24回分割購入を考えれば、その割引率の高さから2年契約はそう悪くない制度だと考えるユーザーもいる反面、どうしても2年縛りが嫌だというユーザーも少なからず存在しています。

 

この2年契約+自動更新を嫌うユーザーの存在を考えると、「b-mobileS」の最低利用期間5か月間という条件はかなりアドバンテージがありますし、Y!mobileにはできないSoftbank版iPhoneをSIMロック解除不要で利用できる(※)事、固定制で2GB/6GB/14GB(増量適用後) 容量以外の料金がないY!mobileに対し、従量制で1GBごとに細かく料金がフィットする事など、「b-mobileS」は、サブブランドに対しても様々なアドバンテージを持っていると考えられます。

※Y!mobileはSoftbank版iPhoneの利用にはSIMロック解除が必要です。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」に乗換え

以上のような事前の下調べを踏まえ、今回UQmobile「データ高速+通話プラン」から、「b-mobileS990ジャストフィットSIM」へのMNPを実施しました。

 

乗換えに期待する事は月額コストのさらなる削減と、初の汎用Softbank回線MVNOへの興味・期待です。

逆に乗換え後の不安は、「b-mobileS」の速度低下です。

 

乗換えは意外に簡単でしたので、以下に手順なども踏まえながらご紹介してゆきます。

乗換え実行前の事前準備

乗換えを実行するためには、好きなタイミングでMNP予約番号を取得して申し込めばいい…と思っている方が多いのですが、事前に準備・確認しておくべき事が幾つかあります(以下は、スマホからの申込みを前提にしています)。

MNP予約番号には15日間という「有効期限」がありそれを過ぎるとその予約番号は無効となってしまいます。

また、乗換え先の通信会社によって、1週間~10非程の有効期限残が指定されていますので、何も準備しないまま予約番号を取得してしまうと、場合によっては有効期限切れになってしまうケースがあります(※)。

 

※期限切れになった場合には予約番号の再発行が可能ですし、期限残不足の場合は予約番号の取消し・再発行が可能ですので、MNPできなくなってしまうわけではありません。ただ、更新月ギリギリのタイミングの場合、更新月のリミットにも関係してくるので注意が必要です。

 

身分証明書の準備と撮影

身分証明書を準備します。

記載された氏名・住所等が正しい事を確認します。

運転免許証やパスポートなど、顔写真付きの証明書が推奨されていますが、健康保険証でも有効期限が明記されているものであえばOKです。

そして用意した身分証明書の表裏両面をスマホで撮影しておきます。

ブレたり、記載内容が欠けることなく全て読めるように撮影しておきます。

裏面は記載がない場合でも、記載がない事を証明するために撮影が必要です。

 

クレジットカードの準備

本人名義のクレジットカードを準備します。

日本通信では、まだ口座振替に対応していないため、クレジットカード決済が唯一の支払方法です。

クレジットカード会社に届け出の氏名・住所などが正しく一致している事、有効期限内である事を確認します。

通常利用しているカードがある場合は問題ありませんが、新たにカードを作る場合には、発行されて手元に届くまでに1か月以上かかる事もありますので、早めの準備が必要です。

 

メールアドレス・WiFiの準備

b-mobileに申し込むと、様々な確認等のメールを受け取りますので、メールアドレスが必要です。

また、端末にAPN設定を行うためにWiFi通信が必要ですので併せて準備します。

 

≪ちょっとアドバイス≫

大手キャリアからMVNOに乗り換えるとキャリアメールが使えなくなります(docomo.ne.jpやezweb.ne.jp等)。

MNP後、多くのMVNOユーザーは、GmailやYahoo!メール等を利用しますが、これらのメールはPCメールに分類されるため、MNP後では受信拒否に引っかかって連絡が取れなくなる場合があります。

これを回避するためには、まだ大手キャリアのメールが使える内にキャリアメールで新しいメールアドレスを連絡しておく事で、MNP後の音信不通を防ぐことができます。

 

申込みパッケージの購入

いわゆるエントリーパッケージと呼ばれるもので、初期登録時の「事務手数料」が不要となります。

価格的には事務手数料と同額(安く販売されるケースもあり)ですが、Anazon/楽天市場/Yahoo!ショッピングなどのギフト券やポイントで購入できれば、事務手数料の実質負担なしで契約可能です。

 

≪ちょっとアドバイス≫

WEBから直接申し込んでも、申込みパッケージを事前に購入しても事務手数料の金額は変わりませんが、各ショッピングサイトのギフト券やポイントをお持ちであれば、これを利用して申込みパッケージを購入する事で、事務手数料分を実質無料にする事が可能です。

 

MNP予約番号の取得

上記まで準備が終わってから予約番号を発行します。

予約番号が発行されたら、間を置かずに早めに乗換え先の通信会社への申込みを行います。

日本通信の場合には、予約番号の有効期限残を7日間求められますので、発行から8日以内に申込み手続きを行えば良いのですが、あえて遅らせるメリットはないので、できるだけ早めの手続きを行います。

特に更新月末が迫っている場合は、不測の事態に対応できるよう、早めの申込みをお勧めします。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」を申し込む

事前の準備・確認が済み、MNP予約番号を取得したら間を置かず、すぐに申込みを行います。

今回は、スマホからの申込みを行いました。

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」WEBの右上の「購入・申込」から手続きを行います。

「申込みパッケージ」の事前購入の有無で入り口が違います。

契約内容や料金等の条件は一切違いはなく、単に契約事務手数料が課金されるか、されないかだけの違いです。

 

b-mobile ID

b-mobileSに利用申込みを行う際には、まず「b-mobile ID」の取得が必要です。

このIDは、後に発行されるマイページへのログインIDも兼ねますので、登録したID/パスワードは必ずメモに残しておくことをお勧めします。

 

個人情報入力

住所・氏名・電話番号(MNPする電番で可)等を、身分証明書の記載通りに正しく入力します。

マンション目などを省略しても郵便等は届きますが、利用申込みの場合には身分証明書との不一致となり、契約できませんので、面倒でも身分証明書の記載と同じに入力します。

毎月の料金を決済するクレジットカード番号や、有効期限、セキュリティコードも正しく入力します。

 

受付メール・その他メール 受信

全ての入力を完了し「申込み」を実行すると、登録したメールアドレスに「受付完了」メールが届きます。

もし、入力の不備や、身分証明遺書との不一致があった場合にも、その旨がメールで連絡されます。

さらに、審査が完了し、SIMが発送された場合も、その旨のメールが届きます。

 

SIM装着・APN設定・利用開始

SIMが届いたら、iPhoneに装着~初期設定を行い、利用開始となります。

APNの設定方法の説明書とSIMが届きます。

SIMカードは、Softbankから提供されたままで、日本通信やb-mobileSの記載はありません。

SIMカードに記載の電話番号等が正しいか確認します

 

iPhoneの事前準備

事前に「b-mobileS990ジャストフィットSIM」を利用するiPhoneに以下の2点を準備しておきます。

①既存のプロファイルを削除しておく

Softbankや他社MVNOなどで端末を利用していた場合には、その通信会社のプロファイルがインストールされていますので、予め削除しておきます(プロファイルは2つ同時にインストールできないため)。

②QRコードリーダー(アプリ)をインストールしておく

無料アプリで構わないので、QRコードを読み取ることができるアプリをインストールしておきます。

SIMの説明書から、設定プロファイルのURLを読み取るために使用します。

 

APN設定

APN設定は、説明書通りの手順で進めれば難しい事はなく、誰でも簡単に設定できますので、ここでは省略致しますが、説明書には、SIMの切り出し方から、プロファイルのインストールまで丁寧に詳細が記載されており、かなり親切な説明書になっていますので安心です。

こちらは「b-mobileS」のプロファイルと、設定後の状態です。

「b-mobileS」のプロファイルは、従来の「b-mobile」のプロファイルとは異なりますので注意が必要です。

試しに、手持ちのSIMロック済のSoftbank版iPhone5sに「b-mobileS」のSIMを設定してみました。

モデル「ME333J/A」(iPhone5s)にSoftbank回線4GLTEでの通信が確立しています。

 

設定の途中、SIMを装着した段階で「回線切換え」を行いますが、この操作をもって新旧の回線が切り替わり、旧回線は停止となりb-mobileSの回線が開通(課金開始)となります。

 

利用開始と利用上限設定

プロファイルをインストールし、電波を掴み通信が確立したらそのまま利用可能となります。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」では、12月からの追加機能として毎月利用するデータ容量の上限をユーザーが設定できるようになりました(5GB以上1GBごと)。

気づかない内に最大15GBまで使い切ってしまった…等がないよう、ユーザーの任意のデータ量を上限に設定する事ができる機能です。ただし、最少上限は5GBとなっていますので、1~4GBの小容量では、ユーザー自らで消費量を管理する必要がありますのでご注意ください。

 

ちなみに、リリーース当時の「b-mobileS990ジャストフィットSIM」の最大容量は10GBでしたが、今回の機能追加により最大15GBまでの容量が追加され、1~10GBでは500円/1GBの加算ですが、11~15 GBは350円/1GBの加算となります。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」の使用感、実効速度

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」に乗換えて、まだわずか数日間の感想ですが、全体の使用感としては悪くありません。通信速度は事前に兄弟SIMの「U-mobileS」で試していた通り、時間帯を選ばず十分に高速ですし、WEB閲覧時の反応もサクサク感があり、データ詰まりのような停滞感もありません。

夜間における動画再生(YOUTUBE)でも途中停止など起こさず、最後までストレスなく視聴できています。

 

UQmobileとの違いを感じるのは「低速モード」です。

UQmobileの場合は、低速モード(節約モード)に設定すれば、任意に高速パケット消費を停止できましたし、通常は低速にしておき、メールやSNSなど高速通信を必要としない場面での高速通信容量を節約できましたが、b-mobileSには任意の低速設定機能はありませんので、全ての通信に高速容量を消費します。

このため「b-mobileS」では、若干、容量の消費が早いように感じます。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」の実効速度

SIMを装着後、早速、速度計測を行いました。

通常の利用端末は、iPhone7です。

もっとも速度低下が著しいとされる昼12時台の測定値です。

常に40~50Mbpsを叩き出すY!mobile/UQmobileのサブブランド系に比べると若干速度が出ていない感がありますが、同じ独立系MVNOどうしの比較であれば、突出した高速通信と言えるのではないでしょうか。

30Mbps近い速度は、画像満載のグルメサイトで今日のランチを探す…等のシチュエーションでも問題なくお目当てのお店をサクッと見つける事ができるはずです。

また、美味しいランチの写真を撮ってその場でSNSにアップするにも、上り速度も充分出ていますのでインスタ映えする画像をパパっとアップできてしまいます。

こちらは夕方の通勤・通学時間帯であり、恋人や友人との連絡が最も頻繁に行われる時間帯の18時台ですが、全く問題なく、33Mbps超の速度が出ています。

動画閲覧などの大ファイルよりは、メールやSNSなどの小ファイルでの利用が膨大に使われる時間帯ですが問題ない通信が可能です。PING値(WEBアクセス時の反応に影響)と、上り速度が混雑の影響を若干受けているようですが、体感上は反応が遅い等の印象はなく、上り速度もタイミングの問題だったようで、すぐに回復していました。

夜間のゴールデンタイム、メールやSNSが多めの夕方とは異なり、動画視聴などの大ファイルでの利用が増える時間帯ですが、ここでも問題なく快適な高速通信が維持されています。

PING値も、上り速度も回復して、どんなシチュエーションでもストレスを感じる事はないはずです。

 

「b-mobileS990ジャストフィットSIM」まとめ

SIMのサービス全体の印象は非常に良好です。

まだ数日間の利用とは言え、その間に不具合や不都合を感じる事は全くありませんでした。

 

≪サービス内容と料金≫

1GB/990円~という料金設定はインパクトがあります。

1~2GBの小容量での利用であれば、全ての独立系MVNOに対して料金的なアドバンテージがあります。

また、5~6GB程度の中容量での利用では、サブブランドに匹敵する通信速度を考えれば、対抗するのは独立系MVNOではなく、Y!mobile/UQmobileになるのかもしれません。

 

また若干割高に感じる料金設定も、ユーザーが増えても快適な通信速度を維持するため…と社長自ら明言している事から、今後も、現在のような快適な通信速度が維持される可能性は高く、そういう意味でも、ライバルはMVNOではなくサブブランドではないかと思います。

 

≪申込み~開通までの手続き≫

最初から最後まで、スマホでの申込みを前提としたWEB作りがされており、PC向けページが表示されてしまい文字が読みにくいといった事がないのは非常にスマホユーザーにフレンドリーです。

また、申込みにおける途中経過等のメールが随時送信され、SIMに付属の初期設定の解説書も詳細丁寧であり、不安や疑問を感じる事なくスムーズに開通できたことも好印象でした。

 

≪SIMロックiPhoneが復活≫

このSIMの大きな特徴の1つに、SIMロックされたままのSoftbank版iPhoneでそのまま使える…という事がありますが、これは、昨今のユーザーの動向にマッチしたものと感じます。

各所の調査によれば、iPhoneの利用希望は非常に高く、現iPhoneユーザーはもちろん、Androidからの乗換えを検討するユーザーも相当数に上る上、端末価格が高額なiPhoneは旧端末の再利用意向も高いのが特徴です。

そうした流れにピタっとはまるような「b-mobioleS」は、旧iPhoneを活かすには最良の組合せと言えそうです。

 

とは言え、私はSoftbank版の旧iPhoneではなく、SIMフリー版iPhone7での利用を想定してMNPを実行した訳ですが、「b-mobileS990ジャストフィットSIM」は、SIMロック解除可能な最新モデルでの利用であっても、サービス内容も料金も充分に魅力的と感じます。

 

≪通信速度≫

独立系MVNOでありながら、サブブランドに匹敵する高速通信は大いに魅力的です。

MVNOに乗り換えない理由の上位に「遅いから」というMVNOの速度への不安がありますが、現時点での「b-mobileS」は、速度に関しての不安は全くありません。

もちろん、過去の事例を見ればサービスイン直後は高速でも、ユーザーの増加につれて速度低下を起こしたMVNOがあったのも事実ですし、理論的茂にそれは致し方のない部分だ…とされています。

どこまで現状の高速通信を維持できるか…ですが、ぜひ、頑張って頂きたいと思います。

 

今回は、「b-mobileS990ジャストフィットSIM」について、乗換えて順や、実効速度計測等も交えてレポートしてみました。乗換え先の検討のご参考になれば幸いです。

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