徐々に「格安SIM」「MVNO」といった言葉が一般に浸透し、大手キャリアからの乗換えを検討するユーザーも増えていますが、現在700社超のMVNOサービス全てに満遍なくユーザーが乗り換えているわけではありません。人気のあるMVNOや、回線数シェアのトップを争うようなMVNOはごく限られており、ユーザー数が増加するサービスにはどんどん加入者が増え、そうでないサービスには人が集まらないといった特定の通信会社への集中も見られます。

特に回線シェア・ランキングで上位に入るMVNOには多くのユーザーが集まる傾向があります。

 

2018年3月現在の総務省によるMVNOシェアのトップ5は以下の通りです。

 

1位:楽天モバイル(15.4%)前期比+3.8ポイント

2位:IIJmio(14.0%)前期比-0.1ポイント

3位:OCNモバイルONE(11.8%)前期比-0.5ポイント

4位:マイネオ(9.3%)前期比+0.7ポイント

5位:NUROmobile(5.2%)前期比+0.2ポイント

出展:電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表 (平成29年度第3四半期(12月末))

 

上位4社まででシェア50%を占めており、如何にユーザーが特定事業者に集中しているかが如実に表れています。

この上位4社の中でも、前期よりもシェアを拡大したのは、1位の楽天モバイルと、4位のマイネオのみでした。

 

楽天モバイルは、昨年破綻した「FREETEL」を吸収した事により、約150万回線を保有するトップシェアに躍り出ました。シェアは唯一15%を超えています。前の期よりも3.8ポイントも増加しており、増加率においてもダントツのトップです。

 

マイネオは、予定していた2017年度中の達成よりも僅かに遅れましたが、つに念願の100万回線を突破し、微増ながら前期よりシェアを伸ばしました。MMD研究所の調査によれば、契約ユーザーのうち85.4%がマイネオのサービスに満足し、不満と回答したのは0.6%という驚異的なユーザー満足度を示しました。

出典: https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1701.html

 

今回は、法人契約も多い「IIJ」や「NTTコム(OCNモバイルONE)」に比べ、圧倒的にコンシューマー(個人ユーザー)契約が多く、今現在最も勢いのあるMVNOとして楽天モバイルとマイネオの2社をピックアップし、様々な角度からサービス内容を比較し、真にお勧めNo.1のMVNOはどちらなのかを検証してみたいと思います。

 

楽天モバイルとマイネオの特徴とは?

 

https://mobile.rakuten.co.jp/

 

本項では、楽天モバイルとマイネオのサービスの特徴について比較します。

楽天モバイルとマイネオは、いずれも大手キャリアから回線を借り受けて通信サービスを提供するMVNOですが、そのサービス内容には少々違いが見られます。

 

楽天モバイルの特徴

サービス名称と通り、楽天が運営する仮想移動体通信事業者=MVNOです。

回線はNTTドコモから借り受けています。

 

楽天モバイルの特徴は、何と言っても他の楽天グループのサービスや、ポイント制度を利用したお得な料金や多彩な割引にあります。

楽天モバイルの料金100円=1Pの楽天スーパーポイントが貰えますし、逆に手持ちのポイントで料金を支払う事も可能です。日々使う携帯電話・スマートフォンですので、このポイント連携は見逃せません。

さらに、楽天の既存サービスである「楽天でんわ」や「Viver」等と連携し通話料などの割引を受ける事も可能です。「楽天でんわ」では10円/30秒の通常の半額で通話でき、通話料金圧縮に利用者が多いサービスで、もちろん、楽天スーパーポイントの付与対象です。

 

何事につけても楽天スーパーポイントがカギを握る楽天のサービスですが、モバイル通信でもそれは同じで、楽天のヘビーユーザーであれば、他の通信会社を検討する必要がないほど、楽天ファンの人気を集めています。

 

マイネオの特徴とは?

一方のマイネオは、関西電力のグループ会社であるケイ・オプティコムが運営するMVNOで、独自のスタイルで非常に人気が高く、多くのコアなファンを持ち解約率が低い事でも知られています。

「Fun with Fans」を合言葉に、ユーザーの快適さや楽しさの実現を目標に掲げ、「迷ったら仲間と一緒に楽しい方へ」と、明確にユーザー・ファーストを謳っているMVNOです(http://mineo.jp/brand/より引用)。

月間容量を余らせたユーザーが寄付したパケットを、足りないユーザーが無料で使う事ができるパケット互助会のような仕組み「フリータンク」や、掲示板に書き込んだ質問に寄せられた他ユーザーの回答や提案に、パケットをお礼に渡せる「チップ」制度など、他社にはない独自のサービスが人気を博しています。

前述のユーザーの満足度の高さや、解約率の低さなどは、マイネオの「人気」とも置き替えられる事から、居心地が良いという意味で、最もお勧めできるMVNOです。

 

こうして見てみると、楽天モバイルもマイネオも、「楽天じゃなくては」「マイネオが好き」といったコアなファンに支えられているという点では似通った性格を持っていると考えられます。

次項以降では、料金プランや端末ラインナップなど、サービス内容を具体的に比較します。

 

楽天モバイルとマイネオの料金プラン

 

本項では、楽天モバイルとマイネオの料金プランについて比較します。

 

楽天モバイルの料金プランとその特徴

以下の表は楽天モバイルの各料金プランの容量別の料金です。回線は全てNTTドコモ回線です。

  データSIM 050データSIM 通話SIM スーパーホーダイ
ベーシック(200kbps) 525円 645円 1,250円  
3.1GB 900円 1,020円 1,600円  
5GB 1,450円 1,570円 2,150円  
10GB 2,260円 2,380円 2,960円  
20GB 4,050円 4,170円 4,750円  
30GB 5,450円 5,250円 6,150円  
S:2GB 1年目まで:1,980円

2年目以降:2,980円

M:6GB 1年目まで:2,980円

2年目以降:3,980円

L:14GB 1年目まで:4,980円

2年目以降:5,980円

金額は全て税別表示

 

ベーシックプランとは

ベーシックプランは、データ通信速度を上限200kbps(他社でいる低速モードの速度)とし、容量は使い放題としたプランです。通信に速さを求めないのであれば、非常にリーズナブルに通話SIMを持つことができます。IP電話(緊急通報不可)で良ければ「050データSIM」が月額645円から、通常の音声通話付きでも月額1,250円で利用する事ができます。

 

200kbpsは、メール送受信・SNSトーク(テキスト)、エキスと中心のWENサイト閲覧、音楽ストリーミング等は十分実用的に利用できる速度です。

 

050データSIMとは

※050データSIMとは、他社の「SMS付データSIM」に相当しますが、楽天モバイルだけの特徴として、楽天グループのSNSトークアプリ「Viber」を使用し、局番050の電話番号でIP電話が利用できるプランです。IP電話はデータ通信を利用するため、通話機能がないSIMでも通話が可能になっています。他社のSMS機能付きデータSIMと同等の料金設定ですので、050通話機能を実質無料で利用できる事になります。通話料金は携帯・スマホ宛:10.64円/1分、固定電話宛:3.24円/1分となっています。

 

警察・救急などの緊急通報を含む3桁通話ができない点は要注意ですが、1,020円で一般通話+月間3.1GBの通信容量が可能…は、高コスパのプランという事ができます。

 

スーパーホーダイとは

スーパーホーダイは、サブブランド系格安通信会社「Y!mobile」「UQmobile」に対抗させたプランである事は、データ容量や料金設定で分かりますが、サービスの内容も良く似ており、2GB・6GB・14GBの容量に「5分かけ放題」をセットし、楽天会員限定で契約から1年間は月額1,000円を割り引くというものです。(ダイヤモンド会員はさらに500円の割引が適用されます~1年目月額1,480円)

さらに、楽天会員限定特典として、プランM・プランLの初月料金を、Sと同じ1,980円に割引されます。

 

また、サブブランドにはないメリットは、月間データ容量を使い切った後でも最大1Mbps(混雑時間帯は300kbps)で通信できる事と、5分かけ放題の無料時間経過後も、半額の10円/30秒で通話できる事です。

サブブランドには半額通話サービスがありませんので、無料通話後の通話料は20円/30秒となります。

一方で、逆に楽天モバイルにないのが、UQmobileで提供している「無料通話」です。ぴったりプランのS:60分、M:90分、L:120分ぶんの無料通話がセットされていますが、楽天モバイルでは「かけ放題」のみの提供となっています。

 

また、スーパーホーダイを新規に契約した場合には、2年契約:10,000円、3年契約:20,000円のキャッシュバックが行われます。

 

このように、楽天モバイルの料金プランは徹底的に楽天会員優遇の内容となっているため、楽天会員の加入者が多いのはもちろんですが、登録や継続には費用は全くかからないため、楽天モバイル契約を機会に、楽天会員となるユーザーも非常に多く、楽天にとっては相乗効果の高いプランとなっています。

 

マイネオの料金プランとその特徴とは?

マイネオの料金プランの体系は非常にシンプルで分かりやすいものになっています。

以下の表は、マイネオの料金プランの一覧表です。

回線 au回線 ドコモ回線
タイプ シングル デュアル シングル SMS付 デュアル
500MB 700円 1,310円 700円 820円 1,400円
1GB 800円 1,410円 800円 920円 1,500円
3GB 900円 1,510円 900円 1,020円 1,600円
6GB 1,580円 2,190円 1,580円 1,700円 2,280円
10GB 2,520円 3,130円 2,520円 2,640円 3,220円
20GB 3,980円 4,590円 3,980円 4,100円 4,680円
30GB 5,900円 6,510円 5,900円 6,020円 6,600円

金額は全て税別表示

 

マイネオはマルチ・キャリア

マイネオは複数の回線を取扱うマルチ・キャリアで、現在、au回線とNTTドコモ回線を取扱っています。

マイネオは、当初au回線のみを扱うMVNOとして誕生、その後、NTTドコモ回線が加わりました。

マルチ・キャリアは他にも「IIJmio」「NUROmobile」など数社ありますが、マイネオだけの特徴として、マイネオ内でau回線とドコモ回線間でプラン変更が可能である事が挙げられます。

この仕組みがある事で、転居などで電波状況が変わっても、au⇔ドコモの回線を変更が可能なことで、ほとんどの地域で快適な電波状況でマイネオを利用する事ができます。

 

マイネオの料金プランはオーソドックス

楽天モバイルのように、会員に対しての優遇や特別措置等はなく誰でもが同じようにプランを利用する事ができます。3GB以上のプランであれば、特に割安という訳でもなく、割高と言う事もなく納得のゆく料金設定が特徴です。500MB・1GBのプラン料金は3GBに比べると若干割高な設定となっています。

 

au回線はSMS機能搭載されているため、別途に費用を支払わなくても「シングルタイプ(データ専用プラン)」でもSMS機能を利用する事ができます。ドコモ回線では、SMS機能は120円/月の別途課金となります。

 

フリータンクと言う仕組み

フリータンクについてはすでに前項でも簡単に触れていますが、これは、プラン料金に組み込まれたオプション等ではなく、マイネオのユーザー・コミュニティである「マイネ王」の登録者なら自由に無料で使える「パケット互助会」のような仕組みです。

 

通常、他社では月間のデータ容量を余らせると翌月に繰越しますが、それでも使い切らない場合には消滅してしまいます。また、月間容量を使い切ってしまった場合には、低速のまま月末まで我慢するか、別途料金を支払って追加容量を購入するしかありません。

しかし、マイネオの場合には、容量を余らせたユーザーが不要分をフルータンクに寄付し、パケットを無駄にせずに他のユーザーに使って貰う事ができます。容量が足りなかったユーザーは、フリータンクから1000MBを上限に無料でパケットを引き出して利用する事ができ、追加購入しなくても凌ぐことができる訳です。

 

フリータンクに限らず、「パケットギフト(容量を分け合える)」や「チップ」など、他社にはないユーザーどうしが助け合い、協力し合うような仕組みがマイネオには用意されています。

 

楽天モバイルとマイネオの料金比較まとめ

非常に多彩なサービスに割引制度を適用し、楽天会員向けに割安に提供する楽天モバイルは、やはり楽天会員が使ってこそお得感を感じられるプラン内容となっています。もし、楽天会員でない方が楽天モバイルを利用する場合には、同時に楽天会員になった方が圧倒的にお得になります。

 

一方のマイネオは、プラン内容には特筆すべき特徴はなく非常にオーソドックスな印象です。しかし、一旦マイネオユーザーとなり、「マイネ王」を利用すれば、「フリータンク」に代表されるマイネオならではのユーザーファーストぶりを実感できるでしょうし、それをメリットとして受け取れる方は、コアなマイネオファンになり得るのではないかと思います。

 

いずれの場合も、自社サービスを利用するユーザーに対して、他社にはないサービスと特典を提供して人気を博しているという点で、非常に似ている両社と言えるのではないでしょうか。

 

楽天モバイルとマイネオの通話サービス

本項では、楽天モバイルとマイネオの通話関連サービスについて比較します。

  楽天モバイル マイネオ
通常通話料 20円/30秒 20円/30秒
通話半額サービス 楽天でんわ(10円/30秒) mineoでんわ(10円/30秒)
かけ放題 5分かけ放題(850円/月) 10分かけ放題(850円/月)
通話パック 30分/840円

60分/1,680円

スマート留守番電話 290円/月 290円/月
留守番電話 300円/月
キャッチホン(割込通話) 200円/月 無料
三者通話 200円/月
転送電話 無料(別途通話料) 無料(別途通話料)
迷惑電話ストップ 無料 100円/月

金額は全て全別表示

 

マイネオのかけ放題は10分間

通話に関しては両社で大きな差はありませんが、唯一異なるのが「かけ放題」です。

楽天は「5分かけ放題」を月額850円で提供しているのに対し、マイネオでは同額で「10分かけ放題」になっています。必ずしも10分が優れている訳ではありませんが、現在のMVNOでは10分かけ放題が主流となっています。ちなみに、MVNOで最初にかけ放題を導入したのは楽天モバイルでした。

もちろん、両社ともプレフィックス電話の採用で、かけ放題を超過しても10円/30秒の半額通話が可能です。

 

マイネオには無料通話パックがあるが…

UQmobileの「ぴったりプラン」のような、一定時間の無料通話を定額でパッケージした通話オプションで、30分:840円、60分:1,680円で利用する事ができます。

この金額を30秒単位に換算すると、14円/30秒となって通常の通話料よりは割安ですが、料金半額通話アプリ「mineoでんわ」を利用した場合には、30分の通話で600円、60分の通話で1,200円となりますので、アプリ経由で普通に電話した方が、通話パックより割安…という逆転現象が起きてしまいます。

 

楽天モバイルとマイネオの通話関連サービス比較まとめ

MVNOは、通話に関しては大手キャリアの通話回線をそのまま利用するため、あまり大きな差異は生じ難い面がありますが、かけ放題や無料通話といった部分で両社に若干の差がありました。

かけ放題の時間制限を気にするなら10分かけ放題のマイネオが、5分でも十分であれば両社ともお勧め候補となります。

 

楽天モバイルとマイネオの諸費用の比較

 

通信会社を利用する上では、プラン料金や端末代金以外にも諸費用としてかかるコストがあり、これらの諸経費が割高な設定だと、何かと出費が多くなってしまうので注意が必要です。

以下は楽天モバイルとマイネオの諸費用の比較一覧表です。

       
契約事務手数料 3,000円 3,394円 契約時にかかる費用
SIM発行手数料 A:406円

D:394円

契約時、SIM発行にかかる費用

楽天モバイルは事務手数料に込み

回線切換え 2,000円 A⇔D回線切換え
プラン変更 無料 無料 容量変更
タイプ変更 2,000円   通話プラン→データプランに
SIM変更・再発行 2,000円 3,000円 サイズ変更・紛失・破損等
MNP転出手数料 2,000円 3,000円 他社乗換え

金額は全て税別表示

 

契約時のコスト=契約事務手数料+SIM発行手数料は3,394円で同等です(マイネオAは12円割高)が、SIMの再発行やサイズ変更、MNPで他社へ乗り換える際の費用は楽天モバイルが1,000円割高になっています。

 

楽天モバイルとマイネオの端末ラインナップ

https://pixabay.com/ja/photos/

https://pixabay.com/ja/photos/

 

本項では、楽天モバイルとマイネオで購入できるスマートフォンのラインナップを比較します。

以下は、2018年4月18日現在の両社のラインナップです。

楽天モバイル マイネオ
【CPO】iPhone SE AQUOS R compact
【CPO】iPhone 6s AQUOS sense lite
【CPO】iPhone6s Plus(128GB) iPhone7(128/256GB)完売
【CPO】iPhone6s Plus(64GB) iPhone7 Plus(128/256GB)完売
AQUOS R compact HUAWEI nova
AQUOS sense lite HUAWEI nova lite2
AQUOS SH-M04 Huawei P10 lite
AQUOS mini SH-M03 Zenfone4 MAX
arrows M04 Zenfone4
arrows M03 arrows M04
ONKYO S60 arrows M03
HUAWEI Mate10 pro HUAWEI nova
Huawei P10 HUAWEI nova lite2
Huawei P10 lite Huawei P10 lite
Huawei P10 Plus Zenfone4 MAX
HUAWEI nova lite Zenfone4
HUAWEI honer9  
HUAWEI honer8  
Zenfone4  
Zenfone4 Selfie  
Zenfone Live  
Zenfone3  
ZTE BLADE E02  
ZTE BLADE E01  
moto g5s  

 

タブレット

楽天モバイル マイネオ
HUAWEI MediaPad M3 lite HUAWEI MediaPad M3 lite
HUAWEI MediaPad M3 lite10 HUAWEI MediaPad T2
HUAWEI MediaPad M3  
HUAWEI MediaPad T1  

 

モバイルルーター・携帯電話

楽天モバイル マイネオ
Aterm MP01LN Aterm MR05LN
HUAWEI E5577 HUAWEI E5577
Aterm MR05LN HUAWEI E5577
AQUOSケータイSH-N01  

 

両社ともAndroidスマホを中心にラインナップしています。

購入できる端末の種類や数はさすがに楽天の圧勝ですが、旧型機もラインナップに残していますので、発売から間もない機種という事で考えればあまり差はないように思います。

 

楽天モバイルのCPO-iPhoneについて

楽天モバイルが販売するiPhoneはいわゆる「CPO」と呼ばれる端末で、楽天モバイルでは「メーカー認定整備済 iPhone」と称しています。

 

実際の端末は、海外で販売されたiPhoneをApple自ら整備しており、言ってみれば「メーカー純正中古」という事になり、説明書が外国語だったり、インストールされているアプリが国内正規版とは異なる場合があるようです。画面の表示については、iPhoneは言語を選べますので、日本語表示で利用できます。

 

海外版の中古端末の割にプライスタグは高めの値付けで、サブブランド系で販売されている国内正規版の新品iPhone6s/SEよりもかなり割高でし、Apple直売のSIMフリー端末とも大差ない価格です。

さらに、ボディカラーも全色が揃っておらず、メモリも小さいモデルが多いので、iPhoneの購入先としての選択ではなく、どうしても楽天モバイルを利用したいユーザーのためのラインナップと言えます。

 

マイネオのiPhoneについて

2018年2月に、マイネオがiPhoneの販売を開始しました。

ラインナップは非常に魅力のあるもので、まず販売されるiPhoneは全て国内正規版SIMフリーの新品端末でした。さらに、すでにAppleStoreでも完売している「256GBモデル」や「ProjectRED」がラインナップされ、価格的には割高だったにも関わらず、発売から僅かな期間で完売してしまいました。

 

このiPhone7/7Plus発売によってマイネオは、「大手キャリア以外で初めてiPhone7/7Plus、256GBモデル、ProjectREDを販売した国内初のMVNO」となり、さらに「国内で初めて国内正規版SIMフリー新品端末を販売した通信会社」となりました。

 

ただ残念なことに、マイネオのiPhone販売は継続的なものではなく、現在のところ、まいねおにiPhoneラインナップはありません。一定の数量を揃えられた場合に単発的に販売されるものなのか、あの時一回だけの販売だったのかも含め、今後の販売見込みは不明です。

 

楽天モバイルとマイネオの通信速度

本項では、SIMの基本性能とも言える「通信速度」について比較します。

本項で論拠とする両社の通信速度については、「keisoku.io」のデータを参照させて頂いています。

keisoku.io:https://keisoku.io/mobile/

https://keisoku.io/mobile/provider/rakuten_mobile.html

 

こちらは、楽天モバイルの4/16の計測結果です。

朝8:00~8:30、昼12:00~13:00、夕方17:00~夜間22:00に速度低下を起こしています。

この時間帯の多くで1Mbpsを割込む事が多くなっています。

実用的な通信速度の下限として、1Mbps出ていればストレスのない利用が可能と言われていますので、楽天モバイルは実用速度に満たない時間帯が少なくないという事になります。

混雑時間帯以外でも速度の変動が大きく、速度が低下した状態は長く続き、逆に快適な速度が出ている時間が長続きしない傾向にあるようです。

 

昼12時台の全てと、夜間17時以降の速度低下がずっと継続してしまうのは少々気になります。

自宅でWiFi利用できれば良いのですが、外出先やWiFiのない環境でこの通信速度はあまり快適とは言えないかもしれません。

https://keisoku.io/mobile/provider/mineo_a.html

 

こちらは、マイネオのau回線の測定結果です。

楽天モバイルと同様に、朝・昼・夕方の混雑時間帯に速度低下を起こし、特に昼12時台には1Mbpsを大きく割り込む様子が計測されていますが、夜間20時以降には速度が回復する傾向があります。

この点は23~24時まで速度が回復しない楽天モバイルと差があるようです。

混雑時間帯以外には10~15Mbpsが出ており、安定してピークが継続している様子が見て取れます。

https://keisoku.io/mobile/provider/mineo_d.html

 

こちらはマイネオのドコモ回線の測定結果です。

波形はau回線と似ていますが、全体的に速度は低めです。昼12時台と夕方~夜間にかけての速度低下の様子もよく似ています。

速度回復しても、10Mbpsを超える事はあまりないので、高速通信を必要とするコンテンツをよく利用するユーザーには向かないかもしれません。

 

楽天モバイルとマイネオの通信速度まとめ

上記に事例として挙げた計測結果は、ある1日の24時間の計測結果ですが、平日であればどの日を取っても、だいたい同じようなグラフになります。keisoku.ioの計測場所はオフィス街のようで、土日祝日は楽天モバイル・マイネオ以外も含めてMVNO全体として速めの速度が計測される傾向にあるようです。

 

大手キャリアを利用していると、速度低下が起こるのは大晦日など年に1~2回あるかないか…ですので、1日の中で通信速度が低下する時間帯が何回もある事に驚きますが、MVNOを利用する上ではそれは宿命ともいえる事ですので頭に入れておくべきです。

中にはMVNOでありながら、本家auを上回るような速度を出すUQmobileのようなケースもありますが、MVNOの通信速度は大手キャリアより遅いものと理解してください。

 

そういう意味では、楽天モバイルもマイネオもMVNOとしては標準的な計測値や速度の推移ですが、夜間に測度が回復しにくい楽天モバイル、全体的に速度が遅めのマイネオ-ドコモ回線と比べると、マイネオau回線が最も実用的ではないかと思います。

 

楽天がキャリア参入決定~MNOとしての期待

2018年4月6日、総務省の諮問機関である電波監理審議会の場で、かねてより取得を目指していた楽天に対して、1.7GHz帯の免許が与えられる事が決定しました。

これにより楽天は、従来のMVNOとしての楽天モバイルとは別に、回線を保有する通信会社MNOとしての業務を開始する事が可能となり、2019年10月のサービスインを目標に掲げるに至りました。

 

巷では、「あの楽天が運営する通信会社だから」「きっと料金が安くなる」「楽天ユーザーが使いやすくなるにちがいない」等々の期待もある一方、電波監理審議会からは「他の既存事業者のネットワークを利用する場合においても、携帯電話事業者は自らのネットワークを構築して事業展開を図るという原則に留意すること」との異例の注文がつけられました。

これは、「初はローミングでも仕方ないが、ゆくゆくは自力でネットワークを構築しなさい」という意味であり、免許は与えたものの電波監理審議会がかなり心配をしているという事に他なりません。

 

楽天が果たしてどんなサービスを打ち出すのか興味があるところですが、今回のマイネオを含め他社MVNOとの最も顕著な差異を挙げるならば、この点になる事は間違いありません。

 

楽天モバイル VS マイネオ まとめ

ここまで様々な側面から両社を比較してきましたが、楽天モバイルは「固定観念を持たず、できる事は何でもやる」「楽天ユーザーのメリットになる事は積極的に取り入れる」といった、非常に積極的で一見イレギュラーにも見える施策・サービスを次々に展開している一方、マイネオは、「オーソドックスで特別な事はないけれど、ユーザーを大切にし、ユーザーと共にゆっくり歩んでゆく…」といったイメージを持ちました。

 

目指す着地点は異なるのかもしれませんが、その「自社ユーザーのためのサービス」を展開する姿勢はよく似ていると感じました。

さすがにトップシェアを争う両社だけに、ある面だけを見て、いずれかが優れている、お勧めだとは言い難いものがありますが、一般の方が利用するにはオーソドックスなマイネオが使いやすいかもしれません。

楽天モバイルは、やはり楽天会員へのメリットが大きいので、楽天モバイルも含めた楽天グループのサービス全般を利用したいと思うのであれば楽天モバイルを選ぶのが正解と言えそうです。

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