スマートフォンをあまり知らない人でも「格安SIM」という言葉を知っているほど浸透した、格安SIMサービスもその使い方まで変わってきました。

 

どちらかといえば2台目のスマートフォンに格安SIMを利用される方が多かったのですが、最近ではメインで使っているスマートフォンに利用されている方が増え、2017年3月では7.4%だった利用者が、2018年3月では10.1%となっています。

 

この結果にワイモバイルなどのサブブランドを含めると、格安SIMサービスをメインのスマートフォンに利用される方は13.9%にも達することが、モバイル市場の動向などを調査しているMMD研究所から報告されています。

 

そんな勢いのある格安SIMに対して、MMD研究所では次のような突っ込んだ調査をおこなっています。

携帯電話会社を契約している1,077人に対して、2018年から2019年4月までに格安SIMへの乗り換えを検討しているかを調べたところ、75%もの人が乗り換えるという結果が出ています。

 

格安SIMへの乗り換えを検討していても、数多くある格安SIMサービスの中から、どこにしようか悩んでしまいますよね。

 

格安SIMサービスを選ぶときのポイントを押さえておけば、失敗したと後悔することもないし、大きなトラブルにあうこともありません。

快適な格安SIMライフを楽しむためには、3つのポイントを抑えてサービスを選ぶようにしましょう。

 

不安を解消!データ通信が遅い問題を避ける方法

気軽に格安SIMへ乗り換えても大丈夫なのか、今使っている携帯電話会社と同じような品質でサービスを受けられるのか、今使っているスマートフォンで初めて格安SIMを利用するけどちゃんと使えるのかなど、いろいろなことが不安なってしまいますよね。

 

 

格安SIMへの乗り換えを躊躇してしまう理由のトップ3にランクインするのが「データ通信混雑時の速度低下」問題です。

私も知人から見せてもらったことがありますが、例えるなら通信速度制限を受けた後の通信速度(128Kbps)で、インターネットをやろうとしている状態です。その時間帯以外は快適に利用できるのですが、これほどまでの速度が低下してしまうと、それはストレスでしかありません。

この通信速度低下問題は改善するべく、各社さまざまな対応策を講じています。それが混雑時の通信速度制限方法です。

なぜそのような対応策が効果的なのか、その理由をお話ししたいと思います。

 

格安SIMサービスの通信速度が遅くなる理由

格安SIMサービスは携帯電話会社から回線や設備を借用して、提供されていることはご存知かと思います。

この時、携帯電話会社は格安SIMサービスを提供する会社に、携帯電話会社の通信網と接続するための接続ポイント(POI)を提供しています。

 

イメージとしては「高速道路の合流地点」のようなものですね。

 

このPOIは、一度にデータ通信ができる容量が決まっています。帯域幅という言葉で表現されますが、簡単にいうと「道路の道幅もしくは車線数」と同じだと思ってください。

多くの交通量がある道路は、それなりに車線数も多くなっていると思います。

 

データ通信の世界も同じで、車線数が多ければ多いほどデータ通信量は増えます。その逆で車線数が少なければ、通過するデータも渋滞するようになるのです。

 

格安SIMは低料金でのサービス提供のために、POIの帯域幅をあまり大きなものを契約していない可能性があります。

POIの数も少ない契約となっていることが考えられます。そうなればデータの渋滞が発生し、混雑時に通信速度が著しく遅くなるのは当たり前ですよね。

 

混雑ピーク時を解決する対応策

現時点(本記事執筆の7/7時点)ではmineoが、混雑する時間帯の通信速度を200Kbpsに抑制することで混雑緩和対策を期間限定で試験的に導入しています。

 

 

でもどうして通信速度の抑制が、緩和策となるのでしょうか。

 

例えば格安SIMを利用している人が、1人で1Mbpsのデータ通信量を使っていると仮定します。

格安SIMサービス事業者はPOIを100Mbpsで契約しているとします。その場合、100人しか快適に通信ができない計算になります。

それ以上の通信は、POIがあくまで通信ができない状況になるのです。これが混雑時に発生する速度低下の原因なのです。

 

だったら格安SIM会社がもっと帯域幅の大きい契約を、携帯電話会社とすればと考えてしまいますが、そうなると今のような低料金での提供ができなくなってしまいます。

POIの帯域幅や接続ポイント数の数で、携帯電話会社からの借用コストが変わってくるからです。

 

混雑する時間帯の通信速度を200Kbpsに制限することで、一度にPOIを通過できるデータ量を増やす事ができます。

先ほどの例で100MbpsあったPOIも、一人当たり200Kbpsであれば500人が渋滞することもなく利用できる計算となります。

 

200Kbpsだと、動画サイトは快適ではありませんが、メールやインターネットならなんとか使えるかなといった感じでしょう。

 

1つ目のポイントはココ!

今後、このような混雑緩和策を対応する格安SIMサービス事業者も増えてくると思いますが、今の段階ではそのようなサービスを提供しているところはありません。

であれば通信品質が安定しているといわれているワイモバイルやUQモバイルなどのサブブランドにするか、まだあまり回線貸与が少ないソフトバンク系の回線を利用できるLINEモバイルなどが狙い目かもしれませんね。

 

店舗展開をしているなど知名度が高い格安SIMサービス事業者を選ぼう!

格安SIMが低料金でサービスを提供できる理由の一つに、有人店舗を運営していないことが挙げられますが、契約の方法や料金プランのことなど相談したいことは山ほどあるのに自分でWEBを使って調べる方法しかなく、いくつかの格安SIMサービス事業者はWEB上でチャット対応しているようですが、それも時間がかかり自分の知りたいことを得るのはちょっと難しいでしょう。

 

いつでもどこでも店舗があって、そこに行けばいろいろ教えてもらえる安心感は携帯電話会社の方がありますよね。

でも実は格安SIMサービス事業者の中でも、有人店舗を運営しているところもあります。

例えば楽天モバイルやU-mobileなど、数は少なく見かけることもあまりないかもしれませんが存在しています。

 

 

有人店舗を運営していなくても大手家電量販店では店舗内に、格安SIMサービス事業者の専用受付窓口を用意していることがあります。

ここのスタッフは各社から派遣された社員であり、サービスのエキスパートがやってきているので安心していろいろ教えてもらいましょう。

 

また家電量販店であれば、さまざまなメーカーのSIMフリースマートフォンを取り扱っています。だから格安SIMを契約する際に、SIMフリースマートフォンも一緒に購入するということもできますね。

私が家電量販店で見かけた特典はワイモバイルでしたが、回線契約と同時に対象の割引対象のSIMフリースマートフォンを購入すると、信じられない価格で新品のスマートフォンが手に購入できたり、月額料金で本体代の支払いをすることができたりします。

 

家電量販店でも有人店舗でも、同じようなサービスを受けることができます。

インターネットでなかなか自分が調べたい情報が見つからない場合は、家電量販店に出向いてみてください。

 

2つ目のポイントはココ!

格安SIMサービスを使い始めてわからないことや、困ったことなどをいつでもすぐに相談できて答えがだせるのが有人店舗の魅力です。

またメインの電話となれば使えないと、連絡が取れないとできないという困った事態になってしまいます。

 

 

それをすぐに解決できる場所があるという安心感を得るための大手格安SIMサービス事業者を選ぶようにしましょう。

 

自分にあった格安SIMサービス事業者を選ぼう

そして最後のポイントは「自分が納得できる格安SIMサービス事業者を選ぶ」ということです。

インターネットの通信速度が早くて安定している事業者でも、あまりインターネットを利用しない人や通話だけで十分という人にはあまりお得には思えません。

 

また自分が契約している固定インターネット回線が提供しているサービスであれば、割引があったりします。このような連携したサービスを提供しているところを選んでも、間違いではないのです。

 

一番の満足は「自分にあったサービスがあって、お得に利用できる」ではないでしょうか。それを無理に曲げて利用するから、携帯電話会社はいろいろ叩かれてしまうのかもしれません。

 

3つ目のポイントはココ!

自分にあったサービスを提供しているかを、公式サイトなどで確認しましょう。むしろ自分が好きなように選べるのが格安SIMの魅力でもありますよね。

であれば、今まで携帯電話会社に対して思っていたことを、格安SIMに乗り換えることで手にしてはいかがでしょうか。

 

まとめ

格安SIMサービスは、提供されているサービスの形を作っている最中なのかもしれません。まだ固まっていないし、色々なトラブルや改善をしなくてはならないことがたくさんあります。

それに対してmineoのような試験の実施や、IIJ mioのように母体であるIIJが培ってきたインフラ設備の有利に展開したフルMVNOなど、新しいサービスもまた生まれてきています。

 

これからも色々なサービスが登場するので、新しいサービスに期待しつつ格安SIMライフを楽しみましょう。

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