グローバルモデルやSIMフリーモデルでは当たり前となってきたDSDS(Dual SIM Dual Standby)ですが、日本版のスマートフォンで実装されている機種は少ないので、使いこなせている方は少ないのではないでしょうか。海外では未だに4Gに対応できず、2G通信のみ行っている国があり、地域によってSIMを使い分けなければいけない事があります。

そのような時にDSDSだと4GのSIMと2GのSIMを事前に入れておけば、わざわざSIMの抜き差しをせずにすぐに通信を切り替える事ができるのです。

海外旅行に出かけない人にとっては、データ通信量を使いすぎて速度制限がかかった時にもう一つのSIMカードにすぐに切り替えて高速通信を再開する事ができるというメリットがあります。

今回ご紹介する設定方法で、設定方法をおさらいして、デュアルSIMを使いこなしましょう。

今回使用するDSDS対応機種のご紹介

数あるDSDS対応機種の中で、日本で大人気のZenfone3 Ultraを使ってご紹介します。ASUSという台湾の会社が2016年12月に発売したこの機種は6.8インチとスマホの中でも最大級の大きさなので文字が見やすく、高齢者の方にも人気があります。

私は、Android7.0にバージョンアップしたら可能になる2画面モードを多用するので、文字が大きくて良かったと安心しています。

性能が高い機種なので、ゲームなどハードな使い方にも耐える事ができますが、熱を持ちやすい作りなので長時間ハードな使い方をすると誤作動がひどくて困っています。

多少の不便があっても、ファームウェアが初期の状態だとAU系のSIMのデータ通信が使えると噂されているので、AU系のSIMを持っている人たちから

は特別好評を得ています。ただし、docomo系のSIMとAU系のSIMは混在できないので注意してくださいね。

 

SIMカードの入れ方

早速、Zenfone3 Ultraに音声通話SIMを入れてみたいところですが、SIMカードを差し込むスロットが2つあるので、どちらがSIMスロット1なのか設定画面の「デュアルSIMカード設定」より確認しましょう。

通常メインで使用するSIMは、スロット1に入れて使います。スロット2はSIMカードだけでなくMicro SDカードのスロットと兼用している事が多いので、用途に合わせてSIMカードを入れるかMicro SDカードを入れるか使い分けましょう。

Zenfone3 Ultraのように日本国内モデルを使用する場合、docomoのSIMや楽天モバイルなど一部のキャリアのSIMは差し込んだだけで自動認識されます。

もし自動認識されなかったのなら、スマートフォンを再起動すると電波を再取得するので治る事があります

 

APNの設定手順

APN(Access Point Network)とは、docomoなどの通信事業者(Access Point)の回線(Network)の事です。

一部のキャリアのAPNSIMを挿したらすぐに自動認識してくれますが、自動認識してくれずに電話やインターネットなど通信ができない場合には、このAPN設定画面から「アクセスポイント名」をクリックし、キャリアが指定しているAPNを設定しましょう。多くの場合、キャリアの公式ホームページにAPNの設定手順が記載されています。

SIMカードを2枚挿している場合には、SIM1SIM2のそれぞれに設定が必要な事があるので要注意です。

設定が終わったら、必ず「データ通信を有効にする」の項目を確認してください。この項目が無効になっている時も、電話やデータ通信は行えません。

 

SIMカードの有効化と無効化の方法

デュアルSIM状態では、SMSとBluetoothを除いてSIM1が優先的に使われるので、音声通話SIMを使うのであれば必ずSIM1スロットに入れましょう。

SIM2は予備的な存在なので、データ通信SIMを入れる事をおすすめします。前述のSMSとBluetoothは、この画面から優先スロットの切り替えができます。

音声通話やデータ通信を切り替えるには一旦、使わない方のSIMを無効にする必要があるので、SIMの形をしたイラストをクリックして通信を切り替えましょう。

 

どうしても通信が行えない時のトラブルシューティング

一部の機種では、現在SIM1とSIM2の設定が誤ってスマートフォンに登録されてしまい通信が行えないという不具合が発生しています。

もしAPN設定や再起動を行っても通信ができない状態でしたら、一度、次の手順を試してください。

【SIMカードの通信リセット手順】

  1. 設定画面から機内モードに切り替えて全ての通信を遮断します。
  2. 「デュアルSIMカード設定」からSIM1が使用可能となっている事を確認して、無効にします。
  3. スマートフォンを再起動します。
  4. 機内モードを解除します。
  5. 再度、「デュアルSIMカード設定」の項目からSIM1を有効にします。

この手順を試しても通信が行えない場合には、お使いのスマートフォンのメーカーや販売店に問い合わせてください。

 

SIMスロット1におすすめのキャリアSIM

音声通話をする方は、必ずSIMスロット1に音声通話SIMを挿してください。DSDSをお手軽に組もうと思うなら、docomoのSIMカードを入れるといいでしょう。

データ通信を組まずに5分かけ放題プランで契約すると、月額1,700円+税でかけ放題プランが付いてきます。

SIMを挿しただけで設定せずに通信できるお手軽さと、データ通信を組まなくても良いというコストパフォーマンスの良さが魅力です。

SIMスロット2にはDタイプ(ドコモ系)の格安SIMを挿したら最安値プランを組むことができます。

また、音声通話とデータ通信を1枚のSIMカードで完結したい方には楽天モバイルがおすすめです。スーパーホーダイで契約すると、初年度は1,980円+税で契約できるうえに5分かけ放題と、速度制限を受けても1Mbps程度のデータ通信ができるプランが付いています。

ドコモSIMと楽天モバイルSIMのどちらもメリットはありますので、自身の使い方にあったキャリアを選びましょう。

 

SIMスロット2におすすめのキャリアSIM

SIMスロット2は通常、データ通信専用SIMを挿します。データ通信専用SIMにはロケットSIMを代表とした月々の支払いが0円から組めるSIMがあり、維持費がほとんどかからないのでDSDSには最適ですよ。

そのプランの仕組みは、基本料金0円ですが、データ通信を行うたびに料金が追加で発生するようになっています。

ですが、上限金額が定められているので法外な金額が請求されることはありませんが、外出先で頻繁にデータ通信を行う人にとっては他のキャリアのSIMとあまり変わらないかもしれません。

維持費削減として見ると良いのではないでしょうか。特に、自宅にWiFi環境がある方には特におすすめです。

 

Micro SDカードを対応機種に入れる方法

DSDS対応機種でなおかつMicro SDカードにも対応している場合、多くの機種はSIM2のスロットがMicro SD差込口を兼用しているので、Nano SIMを入れるスペースがSIM1と比較して開いていて、Micro SDカードがぴったり入る作りになっています。

そのため、ごく一部の機種を除いてSIM2のスロットはSIMカードを入れてDSDS環境にするか、Micro SDカードを入れてデータ保存を行うかどちらかしかできません。

Micro SDカードを入れる時には、必ずスマートフォンの電源を切った状態で差し替え作業をしましょう。SDカードは壊れやすい機械ですから、電源を入れたま抜き差しを行うと端子部分がショートして大事なデータが見られなくなる恐れがあります。

 

DSDSのメリットとリスク

DSDS構成でスマートフォンを使うと、SIMのキャリアを1社に絞らずとも2社に分けて契約できるので自由度が高くなり、結果的に月々のコスト削減になります。

ですが現在のところ、音声SIMを2枚同時に待ち受け状態にしたり、電話をしながらインターネットを見るといった4G+4Gの同時利用はできません。

この4G2枚挿しに対応したスマートフォンの規格はDSDV(Dual SIM Dual VoLTE)と呼ばれていて、今後開発される予定ですが、現在のところは未定です。

それでもDSDS環境はリスクよりもメリットの方が非常に多いので、一度使ったらハマって一般的な機種は使えなくなります。

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